未亡人と温泉とひとりごと

じじばば連れに優しい温泉宿や、道路情報などについて綴っていきます。

箱根湯本温泉「吉野パークス」には・・・

紅葉の季節にジジババ連れて行ってきました。

箱根湯本は「吉野パークス」さん。

結論から先に、私から見ると非常に残念な宿でした。

勿論、意見が異なる方もいらっしゃると思いますので、あくまで私がジジババ連れて行った旅行先としては残念な宿だったという事です。

私なりの理由が有りますし、きっと納得して頂けると思います。

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チェックインの時はあいにくの雨でしたが、何てったってホテルの前の道幅が狭く車寄せの場所もろくにな~い!

小雨で助かったとはいえ、ホテルの車寄せが機能しないような場所って困っちゃうわ。

 スペースもないし、屋根なんて無いからスタッフが傘を差してくれるんだけど、荷物を降ろしたりしている私は右のドア左のドアと動いているとスタッフは私の頭の上に傘をさしかけてくれる為に一緒に動いてくれます。(笑)

結構、滑稽!

そんな傘より、とっとと荷物を運んで~。

私より年寄りに~!

 

箱根って思いのほか通りに面してたり、細い道幅でも交通量が多かったりで場所によっては玄関前に余裕がない宿って結構あるのよね。


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キビキビ動ける人ばかりでは無いんだからちょっと工夫が欲しいですね。


この辺で小っちゃな文句が一つ。

車の鍵を預けて車を駐車場に移動させてぐださるけど、チェックアウトでは鍵は返すだけで車は駐車場に自分で探しに行かなければなりません。

宿の並びだから差ほど遠い訳ではないんですけど。

まっ、車椅子を積んでる私の車は一応玄関近くにありましたがスタッフがどこに置いてくれたか分からない車を自分で探しに行くってのも何だかねぇ。

駐車場はあそこよ!なんて一言も聞いてないんですから。

そうそう、こんな調子だから勿論お見送りはなかったわ。

お見送りして欲しいのか?というと別にそう言うわけでは無いけど、一つ気になればあれもこれもになっちゃいますよね。

 

 

さて、吉野パークスはバリアフリーの部屋を唱っているので暫く前に下見で部屋を見せて頂いています。

なので車寄せの事だって分かっちゃいたんですが・・

とは言えねぇ。

「鍵預かって」「はい鍵返します」だけだとは思わないしねぇ。

 

でね、チェックアウトの際車椅子を使う私達の車は玄関脇近くにありましたが、ホテルの送迎用と思われるバスは玄関前で客待ち待機状態。

お客様を送るのに、まあ、しょうが無いちゃっぁしょうが無いけどさ。

館内では他の宿より車椅子の方を見かけましたが、その方達はどうされたのかしら?

チェックアウトの時は晴れてたから車椅子の方も無事車にたどり着いたんだろうな。

 

 

で、半露天風呂付きのバリアフリーの部屋ですが、あいにく満室で予約が出来なかったとは言え普通の半露天風呂付きの部屋でも下見の時に問題無いと思っていたので、残念ですが通常のお部屋に予約しました。

 

バリアフリーだと車椅子のまま部屋に入れますし、トイレも車椅子で入れますが一般の部屋ですから入り口で段差が一段出てしまいます。

 



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それでも、入り口には手すりが付き入り口に腰掛けて靴の脱ぎ履きが出来るように靴箱がベンチ式に作られていました。


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一般の部屋の中はベッド部分はフローリングで、和室は畳ですがその間に段差はありません。

小さなベランダもついていましたが、くつろげるスペースはありません。

下見をした部屋はベランダに椅子が置いてあったと記憶してますが、寒い時期ですから年寄りもベランダでくつろぐ事も考えるわけではないからベランダの差はさほどの問題はなかったかな。

 

部屋の位置は同じ西館で川沿いでも部屋の前の景色が川と緑だけか、又は川と他のホテルの駐車場かの違いがあります。


今回の部屋は向かい側の駐車場が気になり、電気を点ける頃にはカーテンをキチンと締めてしまいました。

同じ目線の駐車場です、まあ、些細な事です。

 

テラスからの眺め

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ホテル自体は西館と東館と言い方は違いますが横一例の細長い造りになっています。

増築なのかな?

 

泊まったのは西館。

フロントから西館方面のエレベーターに行くには階段があるので東館側のエレベーターで上がりますが、横長のホテルですが特に距離は感じません。

そうそう、食事場所も東館側、大浴場も東館側です。

東館のエレベーターは5階まで行きますが西館エレベーターは4階までです。

大浴場が5階なのでエレベーターが必要な方は常に東館側を使用するという事になりますね。

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部屋の中ですが、入り口だけに段差が一段有るだけで他は大丈夫です。

トイレ回りもフラットです。

が、開き戸ですから多少手狭感はあります。

車椅子が入らない間口、広さと理解して下さい。


半露天風呂の入り口も手狭感はありますが、段差はありません。

残念ですが、脱衣場には椅子はなかったわ。

半露天風呂の窓は開閉が出来るので、景色も見られるのと寒ければ閉めて、気候が良ければ開けてと、年寄りが冬場に風呂に入るには良いかと思ったのも「吉野パークス」さんを選んだ一因です。


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そろそろ、残念だった理由にたどり着きます。

残念だった理由の一番は、この半露天風呂にありました。

 

年老いた親が大浴場で脱ぎ着をすることに煩わしさを感じ、足腰が弱り階段を上がれなくなったので露天風呂付きの部屋がある宿に宿泊するようにしています。

当然、宿泊費は高くなるのは諦めています!あと何年楽しめる時間があるか分からない年寄りに楽しんでもらいたいと思っているわけで贅沢だけのためではありません。

 

そんな中、今回は二度とこちらの宿には来ないと思った理由が部屋の半露天風呂です。

チェックイン後夕飯前に風呂に入ろうと半露天風呂の風呂に湯を張りました。

とんでもない!

1時間以上たってもまだ、風呂の湯はいっぱいにならない!

湯張りは家庭用の自動で湯張りする時にときに時々ある〇〇リットルと表示されてる部分を回すタイプで最大メモリで250リットル。

それが最大メモリにセットしてら終わるのに1時間以上です。

その上、マックスの250リットルではまだ満タンではありません。

もう少し足さなくてはなりません。

お湯の量は使い方や体格でも違うと思いますが1時間以上ですよ?

 一番熱い設定にしてもとてつもない高温ではないですし、更に湯量が細くなったように感じました。

温度を下げたらと思ったけど、湯量に変化は有りませんでした。


 

吉野パークスの部屋の風呂は家庭用みたいな蛇口ですが温泉ということです。

源泉掛け流しではない宿にも泊まっていますが、せいぜい風呂に湯か溜まるのに10分15分で今回の1時間以上というのは前代未聞!

あり得ない。

今までに泊まった旅館やホテルで部屋に露天風呂付きとなっている宿でチェックインの時に温泉が張って無い宿は一件だけでした。

そこは真湯でしたから仕方ないし、だからと言って湯張りに1時間以上も勿論かからなかった。

 

更に吉野パークスの部屋の温泉だって一度入れたら、当然冷めます!

追い炊き出来るわけじゃないですから。

次に入りた時にはいちからやり直し!

高温でたっぷりの温泉が出るなら足し湯という手もあるけど、温泉の出が細くてままならない。


寝る前に足湯を楽しみにしていた年寄りは待てずに寝てしまいました。


しかも、朝は年寄りが入る時間を想定して午前4:00頃から湯張りを始めなければなりませんでした。

いったい、他の部屋はどうしているんだろう?

 

年寄りが夜中はトイレに1時間半ごとに起きるので、その介助でも睡眠が足りないのに、風呂にお湯張りで又々無駄に早く起きなくてはならないなんて、絶対この宿二度と来ない!

って思った私がおかしいのかしら?


泊まった部屋の蛇口が壊れてるって事もあるのでフロントに翌朝確かめる為に、露天風呂の湯量の話しと溜まるまでの時間を話したらどうやらこれが普通らしい・・・(´`:)

 

で、何か?って顔されちゃいました。

 

お湯の状態が分かったので、二日目に出かけた時は帰りがけにフロントに電話して、部屋の風呂に湯を張っておいて頂けないか確かめたけどそういうサービスはやってません!ってさ。

まぁ、仕方ないとは思ったけど。

 

部屋に帰ってまた年寄りに1時間以上風呂に入るのを待たせなければならないんだ。

 

アラアラまあまあ、残念な宿。(-_-#)

まっ、そんなものなのか。


そっ、この宿が残念な最大の理由は露天風呂の給湯設備!

不満はほかにもあるけど、これが一番の理由です。


温泉宿の露天風呂付き部屋の露天風呂に好きな時に自由に入れないって、ストレス以外の何ものでもない!ない!

しかも、当然ですが何か?

って態度。


予約の時には他にないとても良い対応をしてくれてただけにとっても残念です。

温泉で風呂にストレスなんて。

何しに来たんだろう?



テラスから半露天風呂の先の景色

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テラスの幅

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で、他の設備はというと。

大浴場は入り口に階段があるので足腰の弱い方は注意が必要です。

大浴場は入れ替えになりますが、風呂場の暖簾をくぐる前に階段が有るか暖簾をくぐってから階段が有るかの差です。

たった、五段六段の階段だって足腰が弱った方には大変な作業です。

手摺りがある訳じゃないしね。



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バリアフリーだと言っているのに!

車椅子ほどでは無いけど階段の上がり下りを苦労する年寄りはいっぱいいるのに、バリアフリーの部屋があるって聞いたらまさか風呂に入る前に階段があるって思わないんじゃないかしら?

 

もっとも、そんな大浴場脇には待ち合わせに使うのにとっても素敵なスペースがありました。

ビーズクッションに寄りかかって緑を眺めながら待って入れば無味乾燥なベンチで待ち合わせるよりよっぽど癒やされるよね。

キッズコーナーもあるから子供はその中で一遊びさせておけるしね。

良いところも有るんだよなぁ。


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でも、お風呂は特筆するものはありません。

脱衣場も狭い。

かえって、年寄りには階段が有る分マイナスですね。

バリアフリーを唱えるなら大浴場ぐらい階段はやめて欲しいな。

 温泉を楽しみに来ていても風呂に入るのが一苦労では。


さらにオヤオヤがもう一つ。(^^;)

 

くだらないけど、風呂上りって水飲みたいなって思いませんが?

この頃、風呂場の中に給水機が無い宿が多い気がするのですが、こちらも大浴場の横の待ち合わせ場所に給水機がありました。

 

中身はウーロン茶(これは珍しい)。

 

お話しは、朝早く大浴場に行ったとき。

アラマアびっくり(笑)

給水機に張り紙。

「朝7時~使えます」って。感じの張り紙。

でも、大浴場の営業は始まっているんだからお風呂使える時間に合わせて水くらい用意して欲しいものです。

 

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食事場所は2階で朝晩同じ場所でした。

場所や内容に関しては、プランによって違うでしょうね。


朝はバイキングでした。

個人的には朝のバイキングのメニューって割と日本食寄りだと思いますが、こちらは洋食寄りだと思いました。

海外の方の宿泊客も多く見かけています。

シティホテル並みにシェフがその場でオムレツを作ってくれるのでそこそこの列が出来ていました。

まっ、私も並びましたが、作るの遅いんだぁ。( ̄∇ ̄)

しっかりしたホテルだとフライパンを二、三個操って具材も聞いてくれるんだけど、そこは温泉地のホテルですものね、そんなに高望みはいけません。

でもねぇ、(笑)

出来上がったオムレツがねぇ・・・

料理人の方もこれはだめだと思ったんでしょうね、そういう出来栄えは捨てちゃうんです。

私も、もう二回捨てられたからそれで構わないと言って頂きましたよ。

これ以上待ちたく無いもの!

平たい卵焼き?(^^;)

翌日は学習したので並びませんでした。(笑)

 

残念な事の一つは朝食の卵焼きではなく、夕食です。m(_ _)m

 


料理そのものは盛り付けもきれいでしたし、美味しかったですよ。

でも、夕食のプランはスタンダードモデルだったはずだけど、ちょっと量が少なめだとは思いました。



一日目のお品書き

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最初に置かれてたテーブルセット(笑

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夕食の料理が美味しかったとか量が少なめだったとかが不満なのではなく、接客に多いに疑問符が(´`:)

それも二日間とも!


食事の提供に間が空いて空いても、土日とも宴会の団体が二,三入ってたから人手不足だったのかな?

と、好意的に考えてもみたんだけど・・イヤァ・・違うでしょ。



一番最初にテーブルで白飯を炊きますとご案内。

火が消えるのに30分ほど、蒸らすのに10分ほど・・と言う事でした。


お話しが終わった途端に燃料に火を点けました!


えっ、早くないの?


火が着いたって事は40分後にはご飯は出来上がっちゃうから、当然、料理はその間に提供されると思いました。

所要時間を考えても量は少なめだよな。



火がつく前の土釜

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結果は白飯が蒸しあがっても、まだ出てこない料理を待っている状態。


「吉野パークス」のスタッフ、飲み物のグラスが空になってるのにグラスを下げるのでも、追加を聞くでもなく手持ち無沙汰のテーブルでの会話はスタッフの動きについての寸評や他の旅館やホテルとの比較について。


業を煮やした私は、料理はまだ出てくるのは知ってはいたけど食事のセットを近くのスタッフに頼みました。


この上、待たされて冷めたご飯はごめんだもの!

お漬け物に汁物ならすぐ出せるよね。


そしたらね、残りの料理もご飯セットも一気に出てきた!(笑)

定食!


そんなこと大したことでは有りません。

声をかけたら一気に出てくれるならそれはそれで構わない。

後での笑い話にはなるけどさ。


けどね。

土釜の蓋は持ってかないでよ!(-_-#) ピクッ


釜の中のご飯は冷めるし、乾燥しちゃうんじゃない?

おかしくない?

空のグラスはまだ置いたままなのに、まだこれからって土鍋の蓋は声も掛けずに持ち去った・・・

理解不能!

何故だ?何故蓋を持って行ったの?


謎の行動を問いただすのも面倒なので、あきれたまま食事を済ませて退席しましたけどね。


イヤァーこんなに話題満載のサービスって中々ない、ない。

「吉野パークス」さん恐るべし。




翌日の隣のテーブルはまだ客が来てないのに白飯に点火しました!

30分で炊き上がるよ。

火が見えるかしら?

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翌日にはまだまだ新たな驚きが待っていました(笑)


日曜日に一人帰ったので昨日と同じ場所のテーブルには一人分の空席が出来ました。


もしかしたら、昨日は目の前に人がいたから気が付かなかったのかなぁ。


ふと気付けば私の反対側の目の前には、食事をサーブするワゴンが置かれてる。

新たな驚きはこのワゴン!


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その、ワゴン。

自分たちの料理を運んでくるだけでなく、他所のテーブルから下げてきた食器も置いている。

他のテーブルから手で下げてきてワゴンに置く。

食事をしているテーブルの向こう側によそ様の食べ残しや汚れた食器が置いてある??

何故?そこにワゴンを置く必要があるの?


これもおかしいでしょう!


ワゴンを使うならワゴンを各テーブルまで持って行けば良いことで、そのワゴンはそのまま厨房まで行けば良いんじゃないの?

何で、他のテーブルの前に(スペースに)置いておくの?

横着?


そんなことではなく、美的センスが無い!

食事をしているグループの範囲内に他のグループの食べ残しを持ってくる事に違和感を持たないサービスなんて!


たまに、びっくりの宿にぶつかったこともあるけど、大概はその仲居さんの不手際だと思われる事例だけど、「吉野パークス」さんのは、システムとしてその場所に置いているみたい。

他のスタッフも見えているのだから、もし一人のスタッフのせいでたまたま起きたことなら注意しますよね?


なんかねぇ・・・


どれも大したことではないのかもしれないけど、重なると多大な不満に膨れました。


良いところも勿論有ったのですが、宿としては当たり前の事なので割愛です。



不満ばかりを書き連ねてしまいましたが総論としては、「吉野パークス」さんは箱根湯本駅から歩ける距離ですし、露天風呂付きの部屋に泊まらなければ、まあまあでしょうというのが感想です。


部屋の露天風呂だってお湯を出しっぱなしにして掛け流しにしておけば時間の問題も最初の1回だけでしょうか。


あ~ぁ、掛け流しの状態を宿泊中に思い付かなかったのは非常に勿体なかったなぁ。

でも、サービスといい食事内容といい半露天風呂といい、どう考えても私は二度と行かないと思います。