未亡人と温泉とひとりごと

じじばば連れに優しい温泉宿や、道路情報などについて綴っていきます。

四万温泉""湯元 四萬館""あれこれ(^_-)

しばらくぶりにやって来ました四萬館。
一、二年は足を運んでなかっなぁ・・・
駐車場や玄関前が変わってたけど、宿の方に伺ったら変わったのも分からなかったみたいね(笑)。
皆さんが古くから勤めている訳じゃないものねぇ…


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四萬館は何回も伺って館内の様子も分かっていたつもりで出かけました。
今回は足腰の弱った親を連れての温泉旅行でしたので、初めて露天付きの部屋を予約しました。
露天付きの部屋(屋根も囲いもあるんだけど露天風呂?)の写真はHPを見ても全然載ってなくて旅行に持ち歩く備品は多めに用意しました。
今までの経験からこれはという一品が結構ありますが、別な機会にご紹介しますね。


さてさて、このお宿。
結構気に入ってたんです。
貸し切り湯が多く、しかも自由に使えるのに宿泊代はお手頃価格なんです。
食事も品数豊富!味も良く、温かい一品が多いんですよ。
お湯も柔らくてとってもゆったりと過ごせる静かな宿なんです。
貸し切り湯が多いせいか、ご夫婦らしい方も含めてカップルがとても多いですね。
ファミリー、特にお子さんの姿は見た覚えがありません。

食事はどの部屋に宿泊しても同じ内容ですが、連泊すれば朝晩内容は変えてくれます。

浴衣で部屋が違うのがわかりますが食事のグレードは全部屋一緒と言うのも料金への努力の一つでしょうか。


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どこに行っても思うのは、料理が後から追加追加なので食事の全景を写すことは出来ないとわかぁっているのに、つい料理に向かってついパシャリ(笑)

四萬館で今まで携帯の繋がりが悪かった記憶が無かったけど、今回は露天風呂で使わないとダメだったのがビックリでした!



それはさて置き、いつもならとっても満足して帰路に着くのですが今回は私にとっては残念な宿泊になりました。

年寄りを連れての旅行で何よりも有り難いのは、宿泊先の優しい気持ちだと思いますが残念な事にこの宿にはそのような気持ちは感じられませんでした。


気持ちの問題はさて置いて、物理的な問題としても足腰の弱った年寄りを連れての宿泊で四萬館を選ぶのはお勧めしません。



玄関フロントからエレベーターに向かう途中に階段が二段。
建物は横に長いので露天付きの部屋が一番奥になります。

廊下はフローリングですが、建物は増築されているのでしょうかつなぎめにスロープを付けているだけましとは言え坂に気をつけないと。

貸し切り湯はいくつか合って空いていれば自由に使えるのは面倒がなくてよいですよね。

でも、大浴場という男湯・女湯の反対側の貸し切り湯ゾーンに上がるのに階段が二段!
椅子が置いてない貸し切り湯が大半ですから年寄りにはこの辺もハードルが上がります。

特に女湯のドアを開けた途端に高めの階段が三段!
どうしましょ!

全部バリヤフリーにじゃなくてももう少しなんとかなぁ・・・ねぇ…

風呂もお湯も良いんだけど年寄りには段差が多すぎるんだなこのお宿。
今まで気にならなかったけど、一段一段が問題な年寄りにはそれが大変な事なんだなぁ。

露天付きの部屋の風呂は幾つか形が有るようですが、私達のお部屋の風呂は浴槽が木枠で埋まっている形だったので年寄りが入浴だけでなく足湯としても使えました。






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湯気がこもらないように窓ガラスが一枚抜けていたけど年寄り的にはチョイと寒かったらしい。

部屋は10畳+広縁。
三人で手狭な感じだったので、部屋のテーブルを片付けて頂きました。
子供と年寄りの足まわりは余計な物は置かないのが怪我の予防です。

宿としては、古いですが静かでゆっくりお湯に浸かるには最適の宿だと思います。
食事も美味しいです。
カップルでお忍び旅行ならとても楽しめると思います。
でも、階段が厳しい年配者を連れて行くのはお勧めできません。
段差だけでなく宿の心遣いが年寄りに向いていませんから。
宿の施設を理解して連れて行きましたがこんなに気持ちが無いとは今まで気がつきませんでした。
本人が知らなかったのが不幸中の幸いかな(^_^;)

宿泊先選びってホント難しい!!