未亡人と温泉とひとりごと

じじばば連れに優しい温泉宿や、道路情報などについて綴っていきます。

河口湖「サニーデリゾートホテル別邸 千一景」に再訪しました

サニーデリゾートに再訪しました!
梅雨明けを待つと富士山には車で登れないから、多分大丈夫と考えて6月中旬にお出かけしました。

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こちらサニーデリゾート別邸千一景さんは年寄りのお気に入り。(^^)
とにかく景色が素晴らしい!
ロビーからも部屋からも河口湖と富士山がそれはそれは綺麗に見えます。
遮るものなく迫力ある景色は圧巻。

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でも、天気がよければですが・・・

今回は残念ながら着いた時だけはかろうじて富士山も見えましたがあいにく曇り空でずっと富士山は霞んでいました。

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天気ばかりは仕方ないか(^^;)

昨年と同じ部屋なので内容は以前書いた通りですが、やはり間取りが使いやすく年寄りは滞在を楽しみましたよ。

前回と内容が重複してしまうので、今回は写真でお伝えします。
部屋の様子が伝わるかしら。

フロント周りです
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ロビーから天気がよければ富士山が正面に・・
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宿泊した別邸千一景をロビーから見る
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テラスから露天風呂を見ると蛇腹のガラスドアが開閉します
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和室からベッドルームを見ると
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和室から部屋の入口をみると廊下を挟んで右がトイレで左がベッドルーム
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和室からテラス越しの景色
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食事も相変わらず「うまい」!
文句なしの味です。
今回特に美味しかったのが「甲州ワインビーフ」でした。
形を変えて二晩でましたが、薄い肉なのに旨みが際立つったら(≧∇≦)b
各地のブランド肉はそれなりに食べたけど、これピカ一ですね。
私は大好きになりました。


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二日目
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部屋の露天風呂が温泉ではないのが非常に残念だけど、又伺う事になると思います。
ジジババ連れて行くなら絶対喜ばれますよ。
ただし、部屋以外の風呂は階段や段差があるので注意が必要です。

Gwに鬼怒川温泉「ホテル あさや」さんにお出かけしました。

遅くなりましたが、Gwの始めのほうで鬼怒川温泉「ホテルあさや」さんに行ってきました。

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本当は土日ってだけでも世の中混むから、ゴールデンウィークなんて出かけたくも無いのですが、どうしても訳ありでこの日に出かける事になりました。(´`:)

 


前泊として横浜のメルパルクに一泊してから「あさや」さんに二泊しました。

イヤイヤちょっとびっくり!

とっても良かったわぁ~。

 

大型ホテルで老舗だとしか知らなかった私。

大型ホテルってバブルの頃は観光バスがガンガン来ていて余り良いイメージは無かったけど、大変失礼致しました。

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勿論、総てとは言いませんがかなりのクオリティー!

食事ok、サービスok、風呂だってok、部屋もokでした。

 

どんな風に?

こんな感じですよ。(≧∇≦)b

 


先ずは部屋から、お伝えしますね。

選んだ部屋はビューバス付きの和洋室。

ネットの画面で露天風呂付きの部屋より段差が少ないとふみました。

 

我が家の年寄りは景色も大事!

だけど寒さの中で露天風呂だと辛くて入れないからビューバスって良いかも?

って判断です。

 

部屋の入口は手狭で扉も重ためなのが難点でしたねぇ。

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室内に入るのに一段有りましたが許容範囲という所でした。

でも荷物置き場のつもりかもしれませんが、入口に腰掛けられる縁台があったので段差もクリアです。

 

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室内の仕切りとトイレが引き戸なのも高ポイントになります。


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間口が少しでも広くなりますもの。

ベッドはフローリング、その先の畳の部分との段差無し。

助かるぅ~。

 

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二台のベッドの間隔が、結構狭かったけどトイレ側のベッドに年寄りが寝ればトイレまではすぐなのでこれも良しとします。

 

ベッドの頭にスペースが無く、我が家の年寄りは起きるたびに水を一口飲むことが多いのにペットボトルも置けなかったのは、まっ残念ねぇ。

こんなのは大したことないか。(^^;)

 

トイレもokでした。

引き戸で間口が広いのとトイレの前にもスペースがあったのが動きやすかったかな。

 

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和室にはローテーブルと椅子が二脚にマッサージチェアー。

正直、マッサージチェアーは邪魔だったけどゆっくり出来る方にはうれしい備品かもね。

 

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和室の向こうには鬼怒川の渓谷がありますが、10階だったので川の流れを見るにはテラスからのぞき込まないと見えません。

でも、対岸に電車が走り車も通るので、見下ろせばそこそこの動きがあるため年寄りは電車が通る度に報告してくれていました。(>_<)

 

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さあさあ、肝心のビューバスですが景色はテラスから見るのと変わりはない(^^)ので外を見ながらゆっくりお風呂から出たり入ったりしながら電車や車を見ていたようです。

 

湯船がヒノキだとかタイルなどではなく、ちょっと情緒に欠ける近代的なホーローのようなバスタブだったのが私としては残念だったけど、年寄りには何の問題も無かったようです。

 

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お風呂場の仕様では出来れば洗い場のスペースがもう少し広いと更に使い勝手が良かったと思っています。

お風呂のドアをお風呂場に向かって開くのですがスペースがギリの感じで、風呂の椅子と開けたドアがぶつかりそうな位にいっぱいで年寄りの足下が心配でした。

ドアもちょいと重かったな。

 とはいえ、手すりも付いていたりと全体に年寄りには優しい造りですからご年配の方々が宿泊されても何も問題ないと言われます。



今回ビューバス付きの部屋を選んだのは大正解だったかな。

テラスも付いて部屋の外でも中でも景色は見えるし、風呂も外側ではないから寒さも関係ないし、それで好きな時に入れるものね。

 

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年をとっただけでは無く脳梗塞の後遺症もあって、足もともおぼつかないのと衣服の脱ぎ着もままならないのが本人としては大浴場での入浴に気後れがあるようです。

 

部屋の脱衣場に椅子も置いてあるので着替えも大丈夫。

 

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洗面台も二台あり、アメニティも揃ってます。

脱衣場のドアも引き戸なので使い易い造りでした。

まぁ、もう少し幅があると尚良しですけど、ん~及第点ですかね。

 

今回の部屋で改善点を提案するとしたら、照明でしょうか。

大きく改装しなくても使い勝手が増すとしたら照明を変えられると良いと思いました。

 

ツーベッドに和室ですから、今回三人だったので一人は和室に布団を敷きました。

ベッド側と和室の照明が連動しているので、年寄りが寝る時には照明を消すと和室も暗くなるから就寝時間に違いがあったので少し不便でした。

この位は仕方ない?

とりあえず年寄り中心に考えているので、そこは何とかですか。

 

部屋は禁煙でしたが、部屋の外を出るとすぐに喫煙所があったので不便は感じませんでした。

喫煙所は各階層にあったわけではなかったので同じフロアーに有ったのはラッキー!

各階おきだそうです。 

写真は喫煙室です。

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エレベーターがガラス張りで館内の移動中に回りが見えたのもささやかな楽しみになりました。


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大型ホテルなのでお土産売り場も広く品数もありました。

 

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露天風呂付きの部屋を選ぶと別棟になるので朝晩の食事場所にも動線が遠くなってしまう事を考えてもビューバス付きの部屋を選んだのは結果オーライでした。



景色も楽しみのひとつの我が家の年寄り(^^)

部屋のお湯も温泉だし、気候に関係なく景色も風呂からも見ながらゆっくり入れた今回のホテル満足してました!


私も満足!

だって夜に一時間半ごとにトイレに起きる年寄りを毎回補助しなくても一人で動ける間取りだったんですから。

段差が無いってありがたいわぁ。


鬼怒川温泉あさやホテルさんが良かったのは部屋だけではありませんでした。

その辺りは別にご紹介かな。


今回のホテル「あさや」さん、リピートに決定しました。(>_<)



横浜 ホテルメルパルク

横浜山下公園前にあるメルパルクをGwに出かける前泊のホテルとして使用しました。

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温泉でもないし、ん~、普通のツインルームです。

まぁ決め手はお値段も近隣のホテルより低めなのと、一番は駐車場です。

山下公園周りのホテルは自前の駐車場を持っていない所が結構あって提携先の駐車場まで車を回さなくてはなりません。

その中で、メルパルクはホテルに駐車場を持っているのが決め手になりました。

車椅子に荷物に年寄り!それらをホテルで下ろして車を回送してホテルに戻るのはとっても手間ですね。
その上、駐車代もかかるのですから。
メルパルクも駐車代は必要なんですがエレベーターで上がれる方が断然良いでしょう?

朝食つきプランだったので、車椅子を押して横浜中華街で夕飯にしました。
天気さえ問題なければ車椅子を押して中華街まで大したことありませんから。


さて、部屋は山下公園側ツインルームでしたが、窓が小さい!
なんでだろう?
目の前は公園だから別に人目も関係ないと思うのに??

それでも、正面ではないけど港も見えるしベイブリッジも見えるから今回はまあ良しとしましょうかね。
でも部屋は手狭でした。
車椅子は自由に動けませんでした。
結構、あちこち移動させました。

思いの他良かったのが、朝食。
ブッフェでした。
品数はこんなもんだよね・・・って内容でしたが一つとっても個人的に大好きな中華粥があって、これが中々どうして美味しかった!
東南アジアのホテルで並んでいるくらいの出来だと思います。
トッピングも少ないながら本格派。
路面に面した1階なので街路樹の緑が中華粥をより美味しく思わせるんだな。

取りあえず、ホテルが目的地ではなかったしこれはこれで良しとします。
多分、この辺で泊まる時にはまた、使おうっと。

湯沢パークホテルです。

湯沢パークホテルにスキーの為に宿泊しました。

ゲレンデ目の前又はホテルのゲレンデってことだからファミリー層には打ってつけだけどジジババ向けではありません

 

お風呂は二階に小さめの内湯だけ。

多分窓を開けたら外気が入るから露天だと主張するかもしれないけど。

 

1階にはスキーの後で使える立ち寄り湯としてもう一カ所内湯があったから、スキーの季節以外は宿泊にも使うのかな?


ホテルに特記すべきものはないけど、スキーでお子様連れて行こう思われる方なら中々いいんじゃないかな。

ゲレンデも初心者向けだし子供連れには近いのは一番よね。

 

ちょっと行ってきたのでご報告まで。

 

湯沢スポーリアホテルあれこれ

ジジババ抜きで出かけた湯沢スポーリアホテルの感想です。
スキーの宿として使用しました。
勿論ジジババ抜きで。(笑)

館内は段差が結構ありました!
部屋は和洋室にしましたが段差も狭さも車椅子の方は無理!

宿としては古そうだけど清潔な印象。
スキーの時期なら便利な宿と思いましたが、一般ではどうなんどろう。

温泉は最上階に内湯と露天風呂。
たいして大きな風呂ではないけどまあまあかな。
アメニティも必要最小限はあったし。


食事はバイキングでしたが、値段、考えるとソコソコどころかそれなり。

新潟って海もあるから刺身なども豊富でしたね。

朝晩のバイキングは品数も多く味も問題なし。
でも、ジジババ連れては難しいな。
足腰に問題無い方でしたら、目的に合えば宿泊も有りだというくらいです。

石和温泉 「ホテル慶山」さんに行って来ました。

少し前になりますが、12月に石和温泉の「ホテル慶山」さんに出かけました。

先ずは感想を一言。

今回はよかったぁ~(^ー^)


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だいふ前に下見をさせて頂いていましたが石和温泉中の露天風呂付きの部屋を短時間で見て回ったせいか記憶が散漫!
挙げ句に希望の部屋が満室!
これは困った。
そんな中で選んだ部屋は半露天風呂付きで和室二間のお部屋です。(どれも屋根がついてるから露天付きとは言えないよね)


「慶山」さんは露天付きのお部屋の形が幾つかあってベッドがある部屋は宿泊人数がふたりだったり、ベッドがローベッドだったり帯とたすきで我が家としては中々選ぶのに難しいところがいっぱいでしたが、手持ちのお出かけグッズが活躍するので和室二間をチョイスしました。

通り沿いに建つ「慶山」さんは大型ホテルですが、車寄せが無いのが残念ね。
通りの反対側には駐車場は十分にあるけど年寄りを連れているとやっぱり宿の前に車が止められないのは痛いよね。

でも、そこは人数でカバーしているのでしょうか(笑)チェックイン時間が近づくと何人ものスタッフが玄関先に集まり車の誘導から荷物の搬入まで手が出てくる出てくる(大笑)


チェックイン後は抹茶とお菓子のおもてなしを受けながらお部屋への案内を待ちました。


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宿泊中にお使い下さいと、抹茶やコーヒーのチケットを頂きましたが年寄りの面倒を見ているともったいなかったけどゆっくりコーヒーを飲みに伺う時間は無かったわ。(´`:)


さて、宿の中は基本的に車椅子の移動で困る事はありませんでした。
一部少し遠回りになる場所もありましたが不便を感じる程ではありません。
入り口付近にお土産場所と一緒にヤマザキデイリーストアがあるのでその辺はちょっと便利かな。


お部屋は和室二間プラス“喫煙室”!
部屋の中に小さな喫煙室が付いていました!
喫煙室付きは初めてだぁ~。びっくり。
下見したときの部屋だけかと思ったけど露天付きの部屋には全部付いているようです。


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各部屋にテレビ、喫煙室にもテレビ!
各部屋に空気清浄機、喫煙室にも空気清浄機!
一部屋にテレビも空気清浄機も三台!
そんなに必要?って思う程の充実ぶり(笑)
邪魔なテーブルセットも二台あったけど、一部屋ごとにテーブルセットはいらないよね。
部屋が狭苦しいので、ローテーブルセットは片づけて頂きました。
年寄りには足下が広いのが一番、それでもむちゃくちゃ大きいテーブルが残って結構邪魔っちゃあ邪魔。
至れり尽くせり?なのかしらねえ、せっかく二間あってもこの備品の多さはかえって部屋を狭くしているような気がします。


まっ、その辺は置いといて、入り口の扉にあと一工夫欲しいかな。
間口がもう少しあると車椅子が動き安いんだけど。
入り口に段差が低めで二段。
一段ならなんとかだけど二段になると結構大変なんだな。
年寄りには次の一歩が難しい。


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トイレが手狭だけど今回に限ってはこれもok
間口が狭いから車椅子では入れないけど、トイレの中の手洗い場がつかまるのに丁度よく中途半端に空間があるより年寄りには手摺りがわりで安定感があったのね。

でも、トイレの前に間仕切りか目隠しの為にあるのか柱が一本あるけど、これが邪魔なんだなぁ・・・邪魔があちこち(笑)


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水回りもトイレの中、出てすぐ、露天風呂前にもダブルと都合四カ所もあった。


コーヒーメーカーではコーヒーだけで無く紅茶もok当たり前に日本茶のセット。
茶器も十分。
アメニティも問題無い。
冷蔵庫も有料の飲料用とは別に空の冷蔵庫も備えてあって、どうしてどうして文句をつける隙がないのよ。
文句をつけるとすれば、あれもこれも幾つもこんなに要らないんじゃないかなって贅沢な文句ね。
そうだ、ゴミ箱もあちこちに置いてあったので集約しちゃいました。(大笑)

タオルかけも二台、保温機能付き!
タオル、乾くわ。
タオル類も浴衣もダブル、別にパジャマもあった!
これだけの設備で土日でこのお値段ならありがたい限りです。


残念ながら、眺望はいまふたつ(笑)
大きな窓の先には狭いテラス(ベランダ?)に目隠し用の竹垣(と言って良いかな)があるので、立たないと外は見えないけど、見える景色も石和の町中だからさほどのものはないからまあ、いいかと。
座って見える空の先に山並みが覗いてたしね。


さあさあ、肝心の露天風呂です。
シャワー付きで風呂の前方が開口している形です。
冬場の露天風呂では年寄りには寒さが心配ですが一方だけが空いているなら風が抜けたりするのもさほど少ないだろうから年寄りも使いやすいのではと、思ったのも「慶山さん」を選んだ理由の一つです。


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入り口はありがちだけどドアの所を一段またがないといけないけど、許せる範囲かな、風呂場と脱衣場がフラットな所のほうが少ないもの。
フラットであってくれればもっと安全なんだけどね。
露天はタイル張りで風呂の縁はまたげる広さだけど腰掛ける事もできる幅で手摺りも付いていた。
介護用の椅子も用意してくれていたので持ってきた備品は何も必要ありませんでした!
ありがたい限りです。

テラスからも風呂に行けるので様子を伺うのに重宝しました。(^^)


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お湯の温度も申し分なく年寄りは外の風も感じながらも寒さに震える事もなく湯浴みを楽しめました。
少し温いくらいに感じる温度なので本当にゆっくりお湯に浸かっていられました。
日差しも入るし気持ち良いよねぇ。



「慶山」さんの大浴場のほうも段差はほぼありません。
脱衣場が手狭なのが少々残念だけど浴槽には手摺りが付いていましたし、一般的な風呂場用の介護用椅子もありましたので年配の方々もまずまず問題ないと思います。
介護用椅子も三脚ありましたよ。
たいがい一つあるくらいが普通だから年配者にも気遣ってくれているのがわかりますよね。

ただ、露天風呂に手摺りは付いているものの内湯からの動線が少し長いのと足下に敷いてあるものがかえって不安定な感じですから注意が必要でしょう。


お風呂場は広いですが、特に面白味がある程ではありません。
でも、お湯はいい感じ。温度も適温。
無味無臭のお湯でしたがそこは温泉、お肌は正直です。
ツルっとしちゃいました。
なんか、のんびりできましたねぇ。

「慶山」さんが素晴らしい!と思った一つに、大浴場のお風呂場の入り口にお風呂用の介護用車椅子が置いてあった事です。
今まで結構な数の温泉旅館に行きましたがお風呂用介護車椅子を見たのは初めてです。
これ、そこそこのお値段です。


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車椅子は男性風呂にも女性風呂にもありました。
風呂場用椅子は何処でも見受けられるますが、風呂場用の車椅子を置いている旅館には出会った事がありません。

車椅子一つを見つけただけで宿が高齢者や障害者に優しいお宿だと感じますね。
多分、ほとんどの方が気にも止めないサービスでしょうけど、必要な方には本当にうれしい備品ですよ。

慶山さんの大浴場は広いせいか、観光バスの立ちより湯に組み込まれているようでチェックイン前とチェックアウト後の一番人の少ない時間帯でも入浴している人達がいるのが難点と言えば難点。
広い大浴場でゆっくりのんびり入りたいと思っても結構な混み具合にぶつかる事もあります。
これぐらいはガマンかなぁ。(笑)



宿はそれなりに年期がはいった建物ですが、清潔に保たれていましたし、何よりスタッフの対応が親切でした。
研修中のネームプレートを付けている子も一生懸命な対応。
皆さん、明るく声かけも出来ています。
ひょっこり伺って部屋の下見をさせて頂いた時もとっても感じよく丁寧な対応だったのも好印象でこちらを選んだ決め手の一つになりました。
泊まるんだか泊まらないんだか分からない人物に面倒がらずに対応してくれた感じがとても良かったんです。


食事も美味しかった!!

個室で頂きましたが、仲居さんの力量なのか厨房の力量なのか提供がほどよいスピードで料理を出してくださいましたし、何より味が良かった。
品数も多く彩りもきれい。
年寄りがいるので、特別食事をグレートアップしたわけではないけど豪華な感じでお腹もいっぱい。

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各個室にその場で調理をする天ぷらやステーキ。
私達の個室は調理器具を中に入れられるスペースはなかったから入り口でしたが、調理する食材を見せてからその場で天ぷらを揚げたり、ステーキを焼いたり、二晩目はしゃぶしゃぶを作ってくれたりとパフォーマンスもありました。

天ぷら美味しかったなぁ。
揚げたてってこれくらい熱いんだ!
(≧∇≦)b
ごく普通に温かいうちに配膳してくれる宿は数あれど、熱い!とまではいかないよね。
名前を忘れたちっさいお魚の天ぷらが気に入ったわぁ。

そうそう、食事の個室にもテレビありました!
テレビが食事場所の個室にあるのは初めてよ。
仲居さん曰く、年末年始なんかはとっても喜ばれるんですって。
わかるわぁ~。

サービスもお味も上等でお腹もいっぱい、満腹でしたがこの後に更に楽しみが。


「慶山」さんでは夜9時から太鼓ショーが毎晩開催されます。
実はこれもこちらを選んだ理由の一つでした。

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年寄りは歩いたりしながらの観光は出来ないし、寒い中お出かけする場所もないので館内で楽しめる太鼓ショーに期待をかけました。

元気な頃は民謡を歌い、三味線も弾き、太鼓のお稽古にも通っていたのできっと喜んでくれるだろうと思いました。

歌や踊りの観劇も大好きなんだもの。

結果、予想通りに車椅子てわ最前列に陣取り真剣な眼差し!
楽しかったってさ。
いつもは寝てしまう時間なのに二晩とも見に行きました。

「慶山」さんの太鼓ショーは従業員の方が演奏しているとポスターに書いてあったのでさほど期待はしていなかったのですが、中々のパフォーマンスでした。


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大きな太鼓の音が響くと花火を観覧しているような感じで体に振動が響きます。
年寄りの心臓は大丈夫かと心配になってしまいますよ。

太鼓ショーで見かけた方が翌日にフロントにいたりするとちょっと親近感(笑)


寒い時期の旅行は年寄りには思いもかけないアクシデントがつきものです。
いろんな情報を集めて準備はしますが毎回帰宅後も体調に変化がないと安心しますよね。

1月、2月はお出かけはお休みして3月の伊豆高原からスタートです。

元気で冬場を乗り切ってもらおうっと。

温泉旅館の選び方はどうするのが一番かなぁ。

あ~楽しかった(^^)

良い宿だったわ。
接客態度もサービスも最高だったぁ・・・
などなど、何を基準に世の旅人は感想を持つのでしょうね。
 
今までの私の宿選びは、お風呂の数だったり温泉の質であったりと、先ずはお湯の事が一番。♨
観光名所なんてあってもなくても構わな~い。
清潔であれば、部屋狭くてもトイレが付いて無くても別に困らないから、とにかく風呂!
ゆっくりゆったりのんびりと風呂に入れる!
これが最重要事項でした。
もちろん、その時の連れによってはその先に部屋の問題や食事に周囲の遊び場などを考えなくてはならないし、特に親を連れての旅行では部屋や食事もとても重要な問題でした。
お値段だって重要なポイント。
とは言え当たり前な事ですが料金が高い宿は部屋や食事の内容が良くなくてはおかしいでしょう、だからコストパフォーマンスが良いお宿選びが出来るととっても満足!
 
こんな宿選びも親を連れての旅行になると、様変わりしてきました。
 
年々親が年老いてきて今までは平気だった階段の上り下りが難しくなり、段差につまづき長く歩く事も出来なくなり今では車椅子が手放せない。♿
 
そう遠くない将来、旅行に親が出かける事が出来なくなる日が来るであろうと思うからこそ、今動けるうちにあちこちに連れ出してあげようとしています。🚙
 
だからこそ、宿選びは難しい!
 
世の中の温泉旅館は誰をターゲットにしているのだろう?
 
昔は温泉と言えば年寄りや会社の慰安旅行が専売特許だったと思うけど、近年は若い世代が温泉に出かけるようになり二人連れは夫婦から若いカップルが幅をきかせ、女子会どころか若い男子のグループが温泉で楽しむ様子を見るようになってきた。
 
別に若い人達は温泉に行かないで!なんて事を言いたい訳ではないのよね。
 
行くとこ行くとこのお宿を見ていると、年寄りをwelcomeと思ってくれてる宿泊施設がどれくらいあるのかしら?
という疑問がフツフツと沸いている今日この頃なもんで。
  
 
だからといって、ひとことで年寄りと言ってももちろん元気いっぱいな年配者も多いですから十把一絡げで年寄り扱いでは迷惑な方々も多いと思うけど、かく言う我が親だってつい最近までは出好きでアクティブな年寄りだったのに、あっという間に家電が時を同じくして壊れていくように両親ともガタがきた!
 
 
そして、旅行で今まで気にもしていなかった段差に階段、トイレの広さ、部屋のベッド、風呂場の脱衣所の椅子、はてはスリッパまでほんの少しの事が本当に大事な事になりました。
 
 
宿選びにネットは欠かせませんよね。
画像を見比べ、口コミを覗き、時には下見もします。
でも、宿選びで100%は難しい!
 
ある宿では、車椅子の使用はお断りと言われたことさえありました。(;・д・)
きょうび、車椅子の使用を断る宿がある事に驚愕。
過去に車椅子でクレームがあったのだと言うことでしたが、内容は良くわかりません。
クレームの内容は、館内に段差が多いので車椅子が使え無かったと言われたのかなぁ?と思っています。
その宿は、何回も伺っているので館内施設は分かっていることを伝えて使用を了解して頂きましたが、気を使って食堂の入り口で車椅子を置き席まで年寄りには頑張って歩いてもらったのに!
「車椅子を他のお客様に見えない所に移動して下さい」ダトォ~?(-_-#)
どぅいう事よ~??
勿論、車椅子は移動しましたよ。
ハイハイ。食堂わきの非常階段に。
車椅子をお断りしているお客様もいるから・・と言うのが言い分でしたが、あまり納得は出来ませんよね。
お断りされた方が、今来てるのぉ~?
お断りされた方が、今日居なくても他の宿泊者に車椅子″使用可″の宿に見られたくないの~?
 
そもそも、車椅子の使用を断りたいなら理由を添えてHPの中でうたって欲しいわ。
うちの宿は年寄りは歓迎していません!ってさ!
 
 
と言う事もありで、ちょっと温泉旅館ってさ誰をターゲットにしているんだろう?
と疑問がフツフツブクブク心はイライラ。
 
 
年寄りを連れて行く時に段差や階段、色んなところを考えて宿を選んだけどお風呂場で行き詰まることが多々あるからこそ露天風呂付きの部屋を予約しようと思うのよね。
むろん、値段が高くなってしまうのは痛いんだけど、でも高齢の親が出かける事も出来なくなる前に少しでも多く連れ出してあげようと頑張っている、そんなときに露天風呂付きの部屋を選んだけど、宿から車椅子はお断りだなんて言われるとは夢にも思わなかった現実が起きた事にただただビックリ。
横長の館内は板張りで狭いけど車椅子がやっととはいえエレベーターもあるのに。
何故(?_?)
あらあら、またまた、話しが戻っちゃったかしら(笑)
同じ宿なのに今までは満足して帰宅していたのにこの時はとっても不満を抱いての帰宅となったからねぇ。
 
 
食事も美味しかったし、お湯も良かったし段差は承知の館内だったのに、宿の気持ちにがっかりで。
 
 
高い宿泊料金でも安い宿泊料金でも宿泊先のおもてなしの気持ちや優しさ気遣いが無いととても残念至極な旅行になってしまうのに高齢の親を連れての旅行で感じるようになりました。
若い頃には思いもしなかったわ。
 
 
子供が小さい時はベビーカー、親が高齢になったら車椅子(^_^)
 
ベビーカーの時は子供も軽いし、ベビーカーも軽かったせいかそんなに世の中で不便を感じなかったのに、車椅子となると途端に階段も段差もトイレの入り口の広さだって大切。
あの頃は、子供を乗せたベビーカーに荷物を持って駅の階段を一人で上り下りしたけど、二段三段の段差も車椅子だと二人掛かりです。
 
駅だって都市部でもエレベーターがなかったり、ホームの端っこだったりと不便ですよね。
高齢者だけで無く障害者の方も一人で出かけるにはまだまだ世の中優しく無いですね。
自分がその立場で無い時は情けないけど、ほんと気がつかない!
ちょっとした段差が大きな崖。
バリアフリー化本当に必要よ。
 
 
まぁ、話しを温泉旅館に戻しましょう。
宿泊予約はネットがほとんどなので、予約の祭に車椅子を使う旨を添えています。
たったそれだけで、部屋の露天風呂に手摺りを付けてくれたり、介護用の風呂椅子を置いて下さったりの準備をして到着を待ってくれる宿も有ります。
部屋をエレベーターの近くに用意してくれたりと気にかけて下さる宿に当たるとチェックインから心が落ち着きます。
小さくなって宿泊しなくても良いのだと安心します。
 
高齢者や足腰が弱っている方に温泉って気持ちだけじゃ無く身体的にも有意義よね。
 
でも、しかたないけど古い旅館は増改築で階段や段差が多い。小さい宿はエレベーターが無い。
土日は宿泊料金が高いですよね。
露天風呂付きなら尚更です。
 
お財布に余裕があればどんな所でも予約が出来るけど・・・
そんな方は別荘を持っているかな。(^_^)
 
名前の問題だけかも知れないけど、ホテルにするか旅館にするか。
部屋は、和室か洋室か。
食事はダイニングか、個室か部屋食か。
会席(懐石)料理かバイキングか。
部屋の露天の風呂の様式はヒノキか陶器か。
ナドナド等々考えることがいっぱいです!
 
宿でバリアフリーをうたっている所が出てきたけど、バリアフリーって部屋の中だけじゃダメなのよ。
そう思うとホテル形式の宿だと靴を脱ぐ手間も減るし間違いなく年寄りには大事なベッド形式!
ある種バリアフリー(^_^)
でも、絨毯は車椅子の車輪の滑りが悪く年寄りが自力で動かそうとすると車椅子が重くなるなのよね。
風呂も危ない!
部屋はバリアフリーだけど、大浴場に階段付き、なんてシャレにならない。
ホテルだと、ひと部屋の人数にも問題が・・・
 
難し~い。(^^;)
 
リニューアルした時に玄関前を石畳におしゃれにして車が横着け出来なくなっちゃった旅館に言いたい!
砂利や石畳じゃ車椅子がろくに通れない!
 
あ~。
宿泊先の選び方って難しい!

この頃流行りのローベットっていうのも曲者です。(^^;)
ベッドが年寄りに楽なのは、寝起き立ち上がりの負担が少ないからです。
どっこいしょ・・と床から立ち上がりが難しい年寄りに床面からの高さが低いローベットは年寄りには余り役に立ちません。

その上、リニューアルしてローベットとの和洋室にしましたぁ~。という宿に多いのがローベットを一段高い段差を作った板張りの上に置くことです。

段差はダメなのよ。
特に年寄りは、夜何回もトイレに起きるんですからベッド周りはとても重要!

ローベットの場合だと、ベッドが低くて起きられない、しかもベッドの周りに直ぐ段差って構造が結構多くて和洋室という設定に騙されないようにしています。

ネットの写真はやたら部屋が広く見えるけど肝心の知りたい部分は分からないことが多くて残念よね。
間取りを載せて下さる宿もあるけど、高低差が分からないので宿泊したら、しまった!ってのも多々あります。
宿をリニューアルされるときには振り返ってほしいな、同じ速度でついて来られない人も旅行に行きたいって思ってる事を。

バリアフリーの部屋あります!
って宿も増えてきてるけど露天風呂付きの部屋でバリアフリーは少ない。
部屋だけバリアフリーでもなぁ。
部屋の風呂が無かったり、家で入るのと変わらないような風呂では楽しみにならないから予約をしません。
さっきも書いたけど大浴場には階段があった!なんてザラですから。

最近、バリアフリーで露天風呂付きの宿に行ったけど風呂のお湯張りに1時間以上かかったりと使い勝手が悪かった!

下見しても完璧にはならないってのは絶望的だったわ(笑)

要介護2の親は、まだまだ手を貸せば世の中に出かけられるのだから、もう少し手助けしてくれる世間だとうれしいな。

本当に当事者にならなきゃ分からないことがいっぱいね。
私や私の親よりもっと大変な方々がいらっしゃるはずだけどどうしているのかしらね。

歩道の段差、店の出入り口にも段差、トイレ周り、駅にもバスにもまだまだ段差だらけ・・・

またまた、温泉旅館から話しがそれました。m(_ _)m

ハードの部分は必要不可欠だけど、宿が年寄りや障害がある方が気持ち良く宿泊出来る心意気が欲しいです。

宿泊施設の方には、リニューアルするときに華やかさや流行だけを追わずに、是非使い勝手向上も目指して頂きたいと思っています。
 
玄関先を石畳にしたり植木を植栽したりして雰囲気を素敵にしても良いから、脇にスロープを設けて車椅子が通れるようにする気配りが欲しいよな。

大浴場に行ける年配者も手摺りがあるか無いかで浴槽からの出入りが助かります。
部屋の入り口に座って靴の脱ぎ履きが出来るようにしたり、些細な事から初めて下さ~い。

宿泊施設の方々、温泉旅行にガタがきた年寄りを連れて行っても温かく迎えて下さいね。

こんなことを考えながら時間があると、ベターな(ベストは無理だもね)宿泊先を探している今日この頃です。